280 名前:名無しのオプ

蘇部「ねえ殊能君、かたるしすってなに?」
殊能「便秘してるとつらいだろ?」
蘇部「うん」
殊能「そこで下剤を飲むとすっきりするだろ?」
蘇部「うん」
殊能「それがカタルシスだよ。心の中の抑圧を表出することで気持ちを解放するんだ」
蘇部「ふーん、じゃあ僕も今カタルシスしてるよ」
殊能「・・・」
蘇部「僕はコーラックが一番いいカタルシスなんだ 殊能君はどんなんでカタルシスしてる?」
殊能「豆類がいいようだよ・・・」(そっと涙をぬぐう殊能)
283 名前:名無しのオプ
>>280
殊能(・∀・)イイ
291 名前:名無しのオプ

職人が迷っている間にも、本戦とは無関係な挿話があったりする。

競技の合間の休憩時間、いま一つキャラの立たない黒田研二は同じ白組でキャラが立ちまくっている舞城王太郎との接触をはかろうとしていた。
「やぁ、舞城くん」
「んあ? ああ、あんたか」
「舞城くん、いきなりだけど舞城くんは『モーニング娘。』のフリークだったりするのかな?」
「あ? なんのことだ?」
「やだなぁとぼけちゃって、だってほら、舞城くんの密室本のタイトル、『世界は密室でできている。』って、ほらほら、モー娘みたいに最後に句点(。)が付いてるじゃないか」
「はぁ、あんたわかってへんなぁ。あれはなぁ」
と、思い込み120%でまくしたてる黒田にうんざりしつつ、それでも珍しく解説を試みようと舞城が口を開こうとしたところに……
「へぇ〜、カツ丼もつくれるんだ?」
「ああ、鹿児島産の黒豚を、なじみのパン屋でもらったパン粉で包んで揚げると、衣が格別にサクサクになるんだけど、これがダシをよく吸って最高なんだ」
談笑する蘇部と殊能が通りがかった。
そこへ黒田が呼びかけ、自説の強化のために舞城=モー娘フリークを吹聴する。すると、蘇部がおもむろに口を開いた。
「あれ、ぼくはてっきり、句点は文章を区切ると同時に、文章を『閉じる』機能をもってるからそれと『THE WORLD IS MADE OUT OF CLOSED ROOMS』というフレーズをかけて『世界は密室でできている。』っていうふうに句点をつけてるんだと思ってたけど」
一瞬、場が静まりかえる。
「蘇部……」
いきなり舞城は蘇部の手を強く握りしめた。

292 名前:名無しのオプ
>>291
素で関心してしまった!(笑)
293 名前:名無しのオプ

殊能「蘇部君どうして泣いてるの?またみんなに苛められたの?」
蘇部「違うんだ、さっき教室でこんなことがあったんだよ」

森「君の久々の最新作評判がいいね。生涯の傑作になるんじゃないのかい」
(バカもすぎるとあの程度で好意的に受け取られて得だな)
浦賀「前作といい美術と文学の融合っていうのかな。誰も真似できない力技だよ」
(文章で始末つけられないもんで絵にたよるなんてなあ)
佐藤「分かりやすいしまさに子供から大人まで気さくに楽しめるエンターテイメントだよな。」
(俺はおもわず学研の科学と学習の付録かとおもったぜ)
氷川「『宿敵』でのレッドヘリング見事だったねえ。うっかりだまされたよ」
(お笑いが噛んだギャグのようにどっちつかずな気にさせられたし)
西尾「『六枚のとんかつ』すげえよな。あれで審査員の度量の広さがわかったし応募者の自信も格段についたんだ」
(あんなんでもいいんだってな)
清流院「僕もかなり叩かれたけど君のおかげで少しラクになったよ」
(彼のおかげで目立たなくなってしまった)

蘇部「みんな誉めてくれて僕嬉しくて・・・あ、殊能君まで泣いてくれるんだね」
殊能「いいんだ。君がどんなにいいやつかってことは僕が一番よく知ってるから・・・」
最近、殊能、泣かされまくり。

295 名前:名無しのオプ
どうでもいいけどソブが可愛すぎるぞ

296 名前:名無しのオプ
舞城(・∀・)イイ!

298 名前:名無しのオプ
殊能と蘇部の友情(・∀・) イイ!! 舞城の孤独もせつなくて(・∀・) イイ!!

>>297
島荘モ−ヲタ説キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

299 名前:名無しのオプ
一連の殊能、蘇部、舞城の関係。
実にイイ。かなりウケル。非常に萌える。

……蘇部の顔を知らないままでいられればね……。

300 名前:名無しのオプ
>>299
いや、あの顔だから味がある。

301 名前:名無しのオプ
3頭身キャラくらいでマンガ化すればいーかんじだけど、 実写版だと吐くほどムサイ気がする。

302 名前:名無しのオプ
>>299
ミイラ男だっけ?アレに確か著者近影あったよね。
普通といっちゃ普通なんだけど、変にのっぺりした顔立ちだったような

303 名前:名無しのオプ
>>302
「動かぬ証拠」の著者近影がおすすめ。
まるで廃人。

294 名前:名無しのオプ

殊能「福井にはね美味しいものがたくさんあるんだよ。」
蘇部「へえ、そうなんだ」
殊能「おろし蕎麦ってのがあって大根おろしと出汁をぶっかけたものなんだけどこれがさっぱりしてて何杯でもたべられる」
蘇部「わあ、それはおいしそうだなあ」
殊能「それから、これは君も気に入ると思うけど福井には おろしそばの他にも有名な名物料理があるんだ。ソースカツ丼というものだよ」
蘇部「えっ、カツ丼?」
殊能「福井のカツ丼は玉子とじじゃなくてソースがかかってるんだ。ヨーロッパ軒という店のソースカツ丼を一度食べてみるといいよ」
蘇部「お、おいしそ〜。じゅるじゅる」
殊能「あっ、蘇部君、ヨダレでてるよ。やだなあ」
蘇部「えっ!へへへへ」
殊能「あははは」

その影でのたうちまわる人影がひとつ。
壁に頭突きをくりかえしながら・・・
舞城「くううううう!俺抜きであんなに楽しそうに福井の話で盛り上がりやがって〜!」
かわいそうな舞城。誰も血みどろの舞城の孤独を知らない。

297 名前:名無しのオプ

島田荘司「おや、そんなところで何をしているのかね舞城君。おっと、話さなくていい。きっと深い理由があるのだろうから。
そんなことよりも君は確か福井出身だってね。
福井といえば『モー娘。』の高橋愛ちゃんも福井出身。君も地元民として当然彼女を応援しているだろう?実は私も『モー娘。』に関しては一晩中語り明かす程度に注目していてね。そういうわけで今後とも同好の士としてよしみを………どうしたのかね?」
316 名前:名無しのオプ

数多くのライバルを蹴落としメフィスト賞を見事射止めながらその当人が行方不明で捕まらなかったといういかにもミステリにふさわしい伝説を持つ男、殊能。
さらに謎のプロフィールはその正体を知る関係者にドラマチックな衝撃をもたらした。
過去の経歴、深い知性、ミステリアスな素顔。この伝説は彼の作品を一味も二味も複雑にした。
彼は侮れない。常に読者を裏切ってくれる。いつでも計算づくで計り知れない・・・
しかし本人は苦悩していた。そんなものが果たして自分なのだろうか。本当の自分とは一体−−−−

蘇部「殊能くん、受賞のとき、どっかいっちゃってて連絡とれなかったんだって?」
殊能「うん・・・そうなんだ。」
蘇部「君って割とおっちょこちょいだからなあ。あはははは」
殊能「お、おっちょこちょい?」
蘇部「僕なんて発表の数日前から電話に張り付いてたよ。もうどきどきでさー。」
殊能「・・・へえ・・・」
蘇部「受賞したときはすごく嬉しかったなあ。殊能くんも嬉しかったでしょ?」
殊能「え。べ、べつに・・・」
蘇部「応募したら発表の日は忘れちゃあダメだよー。編集の人、大変だし」
殊能「そ、そうだよね・・・」

−−−そうか。僕はただのおっちょこちょいで鈍感な忘れんぼのハタ迷惑野郎だったのか・・・
殊能の心は今、晴れ渡る秋空のように澄みきっていた。

317 名前:名無しのオプ
>>316
かなり萌えた。
318 名前:名無しのオプ

蘇部「・・・僕、読者の人に喜んでもらおうと一生懸命なのに、なんでいつも馬鹿にされるのかなあ・・・」
舞城「しゃあないのう。ほしたら俺がアドバイスしてやるからよう聞いとけや」

舞城「ええか。オマエは人がよすぎるんじゃ。俺らがやっとるのはミステリやぞ。分かりやすうしてどないすんのや。」
「コテコテのサービス精神は吉本にまかしとけ。埼玉の関東ものがムリしたら滑るちゅうの」
「ケンカは最初のカマシが肝心じゃ。小説もそれとおんなじや!」
「作品はイキオイじゃ!引かず媚びず振り向かずノリに任せて書き散らす!
「多少高尚なことでも書いとけば読者の方で想像たくましゅう解釈してくれるわ!」
「あとはもったいつけやな。わざとクドクドした調子で長々小難しい事書き連ねて読者のさもしいインテリ心を満たす!原稿料も稼せげて一石二鳥の高等テクニックじゃ!」
「作者の素顔なんてカンタンに出したらいかん!オナゴのご開帳はガバアじゃちっともありがたみないちゅうこっちゃ!」

殊能「・・・舞城くん・・・」

扉の影で必死にメモする石崎もいたりする。

323 名前:319
それにしても最近の蘇部は可愛さが止まりませんね。激藁。

324 名前:名無しのオプ
蘇部の作品を読んでなく著者近影を知らない読者は確実に騙されるだろうな、この可愛さに。
罪作り(w

326 名前:名無しのオプ
>324
顔は考えないことにしておりますので…w

329 名前:名無しのオプ
>324
いや、むしろあの顔でこのキャラだと考える方が面白いかも(w

334 名前:名無しのオプ
なんとここのソブキャラと本人近影はわたくしの中では完全に合致しておりまする

335 名前:名無しのオプ

放課後の教室。みんななに囲まれてなにやら蘇部くんが非難されているようです。

麻耶「君みたいな容姿でこんなにかわいらしく扱ってもらえるなんて僕には解せないな」
舞城「・・・なんやおまえ、いいたくないがマッドサイエンティストみたいやぞ」
津村「いきなり甲高い笑い声発っしそうでこわいよ。キョホホホホホーとか」
京極「自慢じゃないが私はダヴィンチ誌上で美形小説家といわれたこともある」
氷川「正直に顔さらすなんて801ヲタが蔓延するミステリ界ではリスクが多いだけですよ・・・」
高里「合わないわ!許せないわ!ああっ!その顔でメソメソするのはやめてーーーーっっ!」
蘇部「・・・うっうっうっ・・・」

殊能「みんななんてひどいこというんだ!もし蘇部くんがスポーツをしないオタク性格まるだしのぶよぶよ感増量な左門豊作だったらどうするんだ!」
「秋葉原にはいてすてるほどいるあれ系だったら目も当てられないぞ!」
「見るからに出会い系サイト入浸りで自分棚上げで都合のいい夢をみて振られるたびに逆恨みをする仮想現実でしか生きられない自己肥大な暗いやつだったとしたら!」
「そんなのと蘇部くんとじゃまるきり比べ物にならないじゃないかあああああっ!」

一同、突然の殊能大ギレに困惑してひそひそと。
「・・・そりゃ、そんなのと比べたらさあ・・・」
「つーか、フツーそこまで具体的にいう?」
「・・・なんかあったんだな殊能・・・」

336 名前:名無しのオプ
ここ見てからメフィスト学園生の作品ばかり読むようになってしまった・・・。
次は浦賀くん行ってみようかな。

337 名前:名無しのオプ
漏れは三文をこれから読みます。

351 名前:名無しのオプ
>>335
>舞城「・・・なんやおまえ、いいたくないがマッドサイエンティストみたいやぞ」
済まん、笑った

388 名前:名無しのオプ

「『**男』タイトル」つながりで

蘇部「殊能君はやっぱり頭が切れるから「ハサミ男」ってタイトル合ってていいなー」
殊能「蘇部君は見た目からして「木乃伊男」。なーんて。はははっ」
舞城「なあ、俺の「バット男」も男らしい俺にピッタリやろー?」
殊能「・・・下ネタだね?舞城君・・・」
蘇部「うわあ げひーん!ケイベツしちゃうな」
舞城「カマトトが今おまえらのマイブームなんやな・・・」

390 名前:名無しのオプ
>>388
ううっせつない!
この手のせつなさ、うまいな職人

392 名前:名無しのオプ
舞城…⊃Д;)

398 名前:名無しのオプ

森「でも、僕もけっこう名前を間違われるんですよね…」
秋月「えっ、森君が?」
森「ええ、ヒロツグじゃなくてヒロシなんですけどね(苦笑)」
蘇部「あっ、僕もよく名前を間違われるよ!ソベケンイチなんて読む人がいるんだー。 えへっ、困っちゃうよね」(←話に加われて嬉しいらしい)
森「…君の名前は本当にソブケンイチなのですか?」
蘇部「えっ…うん、もちろんそうだよ」
森「本当にそうですか?君がそう思いこんでいるだけではありませんか?みんながソベと呼ぶのなら、君はソベでしょう」
蘇部「え……」
秋月「そうだな、お前はソブっていうよりはソベだよな」
氷川「君にソブなんていう洒落た名前(?)は似合わないね」
津村「うん、ソベでいいよね(もっと言うと、どうもでいいよね)」
舞城「おいソベ、ちょうパン買ってこいや」
蘇部「う…うわぁぁん!」

その時どこからか謎の声が…
謎の声「殊能君、出番よ!!!ハァハァ」

その声を聞きつけるでもなく走ってきた殊能君。
殊能「蘇部君、どうしたんだい!」
蘇部「うわぁぁん、殊能くーん」
殊能「ひどいじゃないか、みんな!蘇部君に何を言ったんだい!?○○××……」

再び謎の声が…
謎の声「蘇部君をかばう優しい殊能君…ハァハァ、やっぱりこの図式は萌えるわ…」

397 名前:名無しのオプ
津村は名前間違われキャラにケテーイだね。
よかったじゃん、キャラが立って(ワラ

403 名前:名無しのオプ
なんか、蘇部につられて殊能まで最初の頃とは違うキャラになってるねー。
そんな殊能が

(・∀・)スキ!!

404 名前:名無しのオプ
なんか、蘇部&殊能につられてか舞城は最初の頃より切ない(藁)キャラになってるね。
そんな舞城が

(・∀・)スキ!!

407 名前:名無しのオプ

メフィスト学園中間試験の問題より抜粋

問:古泉君と津村君の共通点と相違点を述べなさい。

(正当例)両者とも2作目がなかなか出ない点で共通しているが、小泉君の新刊が待ち望まれているのに対し、津村君の新刊を待っている人はほとんどいない点が違う。

414 名前:名無しのオプ
>407
名前を間違えられるのも共通点かも・・・
408 名前:名無しのオプ

森「そもそも蘇部くんのことをSOBEと書いたのは殊能くんじゃありませんでしたか?」
蘇部「あ・・・そういえば・・・」
森「新しい叙述トリックですか?(にっこり)」
411 名前:名無しのオプ

佐藤「しかし蘇部と殊能って全くタイプが正反対なのによくつるんでるよなあ」
黒田「あれほど似ても似つかないのに話あうのかな」
倉知「お前さんらと来たら、全く人間の心理ってものが分かってないね」
森「これは非常勤講師の倉知先生」
倉知「殊能君のようなタイプは、なまじ自分と似た様なタイプは敬遠するもんだ。
近親憎悪というか同族嫌悪というか、小利口なタイプには一番猜疑心が働くのだよ。
菊川怜さんに対する激しい拒否反応がそのいい例だ。
彼のような性格は蘇部君みたいに計算高くない(というか計算できない)素直な(単純な)人間に弱いのさ。
・・・つまり殊能君にとっての蘇部君はソニンちゃんなのだっ!」
一同「うげええええええええええ!!」
森「相変わらず口八丁に物事を展開されますね・・・」
日明「ソニンをおかずにした事のある男子生徒が全員白目むいて卒倒しています!」
高田「男子トイレが殺到した生徒の吐しゃ物で詰まってあふれかえりました!」
倉知「じゃ、そういうことでまた来週!いやあ今日もよく働いたなあっ」
高里「ぎゃーーー!こっちまで逆流してきたわ!!!」
西尾「蘇部、ちょっと頬染めてるし!」

舞城「・・・・俺は誰タイプなんやろ」

と・ん・か・つ

ソ・ニ・ン

413 名前:名無しのオプ

赤川「最近、校内で蘇部君は「ソニンちゃん」と呼ばれているようですよ」
京極「・・・世の中には不思議な事ってやっぱりあるみたいですね・・・」
435 名前:名無しのオプ

蘇部「そろそろ文化祭だけど、うちのクラスはどんなことするんだろう?」
殊能「きっと生徒全員によるリレー小説とかじゃないかな?」
蘇部「なるほど、みんなで交換日記をするようなものだね!」

舞城「!?・・・友達できるかも・・・」

457 名前:名無しのオプ

積木:「舞城くん、君のことを誤解していたよ」
舞城:「いまさら見直したっていうのか?」
積木:「いや、失望した」
舞城:「ああん? どういうことだ?」
積木:「《So,Buckle your》。これがなんなのか、君にはわかるよね」
舞城:「それは、俺の第一作目の裏表紙に書いてある英語じゃないか。それがどうした?」
積木:「蘇部くんへのラブレターなんだろ、これは」
舞城:「ち、違う」
積木:「わざわざ帯で隠れるように書いて、イヤラシイ」
舞城:「お前の作品じゃあるまいし、表紙を使ったトリックなんてするか!」
459 名前:名無しのオプ

教師・笠井潔は今年で54歳になる。
54。世間一般で見ても決して若くは無い年である。だが、彼自身は決して若さを忘れたつもりは無く 周囲の自分と同世代の人間達が「オヤジ化」していくのを感じる度に、何処かやり場の無い怒りと共に軽い焦りを感じ、自分だけはああはなるまいと奮起してきたものだった。せめて彼らとは違った歳の取り方はしたいものだと。
そのための努力は決して惜しんできたつもりはない。毎年のスキーを欠かしたことは無いし、最近も若手の評論家と往復書簡を通して意見交換をした。勿論最新流行のチェックも忘れてはいない。
そんな笠井はオヤジが嫌いだ。ましてオヤジ文化の産物であるオヤジギャグをウリとするレポートを書く蘇部などはゴミクズと呼んで、忌み嫌っていた。

だが、笠井は最近同時に疲れも感じていた。
スキーはすぐ息切れし、往復書簡は結局世代間の感性の違いと隔たりを痛感しただけに終わり、最近の若者というとマザファッカだの戯言がどうのだの重版に落ちない童貞野郎だの、一部を除いてロクなのが居ないので扱いに困った。

――私は間違っているのだろうか。間違えたとして、どこを間違えたのだろう――

疲れは迷いをうみ、迷いは次第に蘇部イビリという行動に変質り、そしてそれが――歪み屈折した愛情と成るのにそう時間はかからなかった。

高里「ハァハァ…その日職員室に呼び出された蘇部は…グフフ…(ブツブツ)」

464 名前:名無しのオプ
>>459
火災センセーはいわゆる
「ネタニマジレスカコワルーイヨ」をやってしまったということなんすね

ってメフィスト作品はネタかい

465 名前:名無しのオプ
>>459
笠井先生!真のオヤジ・石崎を忘れてますよ!

466 名前:名無しのオプ

蘇部「もう皆してソニンちゃんソニンちゃんてからかって恥ずかしいなあ」
殊能「でも僕はユウキみたくいい加減でも無責任でもないからね・・・自分の大切な片割れを置いていってしまうなんてこと僕は・・・」
舞城「だーーーっ!それ以上言うんじゃねえ!おまえら後戻りできなくなってもいいのかー!!」
たまりかねて蘇部の後頭部にケリを食らわし舞城登場。
殊能の後頭部を敢えて避けたのは殊能の人柄か舞城のいぢらしさか−−−。
蘇部「痛いよー痛いよー」
殊能「乱暴だなあ、舞城くんは」蘇部の後頭部をさすってやりながら
殊能「だってしょうがないじゃないか。蘇部君がソニンに例えられてる以上ユニットの相方であるユウキに該当するのが僕というポジショニングは自然の流れで・・・」
舞城「ていうかまず蘇部=ソニン説から否定しろ」
蘇部「舞城くんも僕らのユニットに参加したいのかな。となると三人だから今度は<ごまっとう>になるのかなー」
殊能「うーん。それだと旬ではあるけど誰が誰に該当するか難しいなあ」
舞城「・・・だから何が一体今度のおまえらのブームになってるの・・・」
痛いよー痛いよー
467 名前:舞城くんは寂しがりや

石崎「蘇部くん、君と話すことはあまりないけれど僕らはメフィスト学園の数少ない癒し系と言われている二人なのだからそれを誇りに思おうじゃないか」
蘇部「うん!」
舞城「いつ誰から言われてるんだよそんなことがよ」
石崎「オヤジ系だのバカだのくだらないだの言われていてもめげない腐らないが僕らのいいとこさ」
蘇部「うんうん!」
舞城「単に学習能力がないだけじゃねえか」
石崎「人に明るさを与える事ができるなんてすばらしいことじゃないか」
蘇部「うんうんうん!」
舞城「お前らは笑わせてるんじゃなくて笑われてるんだよボケ」

殊能「・・・舞城くん、それは一番マズい会話の加わりかただよ・・・」

477 名前:名無しのオプ

高里高里「ちなみに整理すると、今のところ蘇部君を狙っているのは殊能君、舞城君、石崎君、それに笠井先生、あっ、高田君も入れていいのかしら。
何にしろやっぱりメフィスト学園のアイドルは蘇部君ね!もう辛抱たまらんわ〜!」
479 名前:名無しのオプ
もっとマシな学園のアイドルが欲しい
480 名前:名無しのオプ

高里「まあ!学園のアイドルが私だけじゃ不満だって言うの!?」
489 名前:名無しのオプ

舞城の新作のタイトル「鼻クソご飯」は斬新だ。
インパクトもあるし、無軌道であり自虐的であり偽悪的・・・。
作者のカラーが鮮明に浮き彫りにされているそれは読者の心に強く訴えかけてくる。
−−−−−−−−−とは、世間一般の評である。

一方、メフィスト学園内においては−−−−−
黒田「あのタイトル、殊能にわざとあてつけてるよね」
浅暮「確かに料理好きな殊能の心に強く訴えかけてはいるけどさ」
氷川「ホラ、掲載誌の目次見て殊能が眉をひそめてるし」
蘇部「あああ、舞城くん、また一番いけない絡み方して」
佐藤「ほんと舞城って不器用なヤツ。」

490 名前:名無しのオプ
>蘇部「あああ、舞城くん、また一番いけない絡み方して」

というか、たぶん学食で鼻クソご飯を食わされることになるのは蘇部オマエだ(w

491 名前:名無しのオプ

舞城「おいおい、俺はそんなつもりじゃ…………」
殊能「わかっていたよ。君がそういう奴だってことは」
高里「うふふ、こうして様々な誤解や障害が男達の愛を複雑に絡めていくのね」
森「これで舞城君は、殊能君のレースで本気を出しにくくなりましたね(笑)」
古処「いや、あいつにそんな器用なことは出来ない。わたしは信じているぞ舞城」
高里「殊能君たら舞城君を追いつめて罪な男ね。ちょっとくらいなびいてあげないと、逆上して犯されちゃうかもしれないわよ。きゃっ!」

舞城「…………高田、薬くれないか。スカッとするやつ」

492 名前:名無しのオプ

舞城「なんかあるならハッキリゆうてきたらこいや殊能!」
殊能「人の趣味にどうこういう権利は僕にはないさ。」
舞城「ムカついたならかかってこいゆうとんのじゃ!」
殊能「舞城君とは趣味を異にしているだけでそれはそれで残念ではあるけれど僕が感知する事柄では全くない。」
舞城「・・・とこうくるだろうな。うーんどう切り返すか・・・」

蘇部「舞城くん、なに嬉しそうに一人二役でシュミレーションしてるの?」

494 名前:名無しのオプ

高里「篠田先生!今学園は殊能蘇部(ほのぼの)と舞城殊能(鬼畜?) が熱いです!」
篠田「ふふ‥。先生は今、犀川桜井に燃え立っているのよ!学会で互いの真摯に学問に燃え立つ瞳に惹かれ、運命の恋に落ちるの!ああそこに蒼タンが‥ハアハア」

森「おやおやどうしましょうかね(にこにこ)」

495 名前:名無しのオプ

殊能「……舞城君、蘇部君に自分の鼻クソ入りご飯を食べさせようなんて、歪んだ愛情表現だね……」
舞城「だから!誰も蘇部に食べさせるなんて言ってないやろうが!」
しゅのそぶまいじょ
497 名前:名無しのオプ

舞城「俺のキャラ壊れてきてないか? うーんクマった事態だ……」
498 名前:名無しのオプ

舞城「だいだいな、殊能。お前だってやりそうやぞ! アレやろ、蘇部のへボ推理に合わせて事件のほうを改ざんしたりするんやろ!」

蘇部「舞城君、微妙にネタバレしてるよ」

516 名前:名無しのオプ

倉知「殊能くんは辛辣クールな印象を人に与えてるが、好き嫌いはかなり激しいし嫌いなものは唾棄するごとく嫌うが好きなものはこれまた心酔するほど好きになる。情緒不安定型の典型だ。ということは蘇部くんのことをカナーーーリ好きでなければ日ごろ行動を共になんぞできる訳が無い。
 ところが一方蘇部くんは日ごろ苛められっこであるだけに、あまり自分の趣味を強調するような性質でもなく来るもの拒まずなタイプ。誰彼無く親しげに接せられればつい嬉しくなって懐いてしまうんだね。」
高里「えー、てことはなんか殊能くんのほうがバランス的に片思いしてる的ィ?」
佐藤「それもなんかムカつくな〜。」
高田「なんでも蘇部蘇部かよ。ちくしょう。」
こうして一同の蘇部への憎悪がさらに煽られた。
石崎「せ、先生、ちょ、ちょっとまずくないですか。このムード。」
森「倉知先生、自分が楽しければそれでいいってタイプですからね・・・」
517 名前:名無しのオプ
倉知先生らしい無責任さだ

518 名前:名無しのオプ
って言うか、倉知先生なんていたんだ。
知らなかったぞ(w



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