ある日のメフィスト学園の教室。そこにはいつになく落ち込んだ舞城がいた。
石崎「舞城のやつ、どうしたんだ?また殊能や蘇部と何かあったのか?」
氷川「違うでしょう。きっとこれはあれですよ」
石崎「あれって?」
と、そのとき、
教室のドアが、コンコン、とノックされた。
ドアが開かれると、そこには……

舞城「い、池澤先生」
そこにいたのは、芥川賞選考委員の一人、池澤夏樹だった。
舞城「そ、その節はどうも」
池澤「申し訳ない。舞城君。僕の力不足で」
舞城「い、いえ、結果には満足してます。モブさんは僕と似てますし、僕の様な若輩者に温かいお言葉を頂けただけで…」
乾「こんなに改まった舞城を見るのは初めてだな……」
池澤「いやいや。山田詠美先生も君が嫌われていると知って驚いてたんだよ。
   『この愛すべき現代のメタモルフォセスを推せる機会に恵まれて嬉しかった。』って。」
積木「メタも干せ?え!僕も干されるの!?」
池澤「僕も頑張ったんだが、石原先生あたりがどうにも頑固でね。ふっ。今日の天気予報が外れることを祈ってるよ」
舞城「池澤先生ぇぇ〜」
と、その時。一体どれ位ぶりの登場だろうか、生垣が現れた。
生垣「お久しブリリアントグリーン!ちょっと『姑獲鳥の夏』の撮影を見学してたんだ。YO、朋輩。どうしたんだい?」
舞城「キエェーーー!覚悟しろーーーー!」
西尾「わっ、舞城さん落ち着いて!生垣さんですよ。モブさんじゃないです!」
関田「やっぱり根に持ってるんじゃないか」
乾「いらんこと言うなよ生垣!お前分かってて言っただろ!」
氷川「生垣さんあんなになってもまだ生きてますねえ」
池澤「スティルライフ!!」




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