風の塔に到着した一行。
乾「西尾・・・じゃなくてイシン、この塔には何があるんだ」
イシン「南へ向かうには“ドラゴンの角”と呼ばれる塔を利用する必要があります」
乾「うんうん」
イシン「その際、この塔にある“風のマント”を使うと対岸にある塔へ渡ることができるのです」
乾「なるほど、その“風のマント”とやらを手に入れないといけないわけか」
イシン「たぶん、マントは塔の最上階にあるでしょう。そしてアイテムを守るボスが・・・」
乾「(さて、何がというか、誰が待ち受けているのやら)」

風の塔はそれほど高い建物ではなかった。
向かってくる敵をハリセンで蹴散らしながら最上階へと駆け上る。
もちろん途中に落ちている宝箱の回収は忘れない。
宝箱の中はゴールド(お金)ばかりで、たいしたアイテムは見つからず。

乾「よし、ここが最上階だ!」
最上階はしきりのない、広いフロアとなっていた。
その部屋の中央にて、敵が待ち構えていた。

ユヤタンがあらわれた

乾「(佐藤かよ・・・・・・楽に勝てる・・・・・・かな?)」

ユヤタン「フフフ、お前らに“風のマント”は渡さない!」
乾「あぁ、やっぱりお前が持ってるんだな」
ユヤタン「・・・・・・」
乾「・・・・・・」
ユヤタン「ハハハハ、お前らなんぞ、蹴散らしてやる」
乾「(ごまかしたな)」

ユヤタンはおもむろに黒い四角い箱のようなものを取り出す。
その箱を操作することにより、イナズマを操ることができるようだ。
イシン「あれはブラック・ボックス!」
乾「(現代風にいえば、パソコンとかコンピュータってところか)」

ユヤタン「くらえ!!」
イナズマの直撃を避ける3人。
乾「奴は精神攻撃に弱いはずだ。イシン、毒舌だ!」
イシン「了解」

イシン「本が売れてねぇくせに、名前だけ売ろうとするんじゃねぇ!」
ユヤタン「売れりゃいいってもんじゃねぇ! 内容のない本ばかり量産しやがって!」
イシン「てめぇの本に内容があると思ってんのか!」
ユヤタン「あれは文学なんだよ! 高尚な人間にしか理解できないんだよ!!」
イシン「ファウストに義理で載せてもらったからって勘違いしてるんじゃねぇのか!」
ユヤタン「なんだ、あの新刊は! おまけのCD-ROMのほうが高いんじゃねぇのか?」

カジュー「なんかよくわからんがすごい精神攻撃合戦だな」
乾「とりあえず、このまま両者が力尽きるまで傍観だな」

ユヤタン「萌えりゃいいってもんじゃねぇんだよ!」
イシン「萌えられない奴の僻みにしか聞こえないな!」

カジュー「どれだけ本音が混ざってるんだ?」
乾「ノーコメント」

イシン「・・・お前の母ちゃんデベソ」
ユヤタン「・・・バカ、アホ」
二人とも疲れてきて、精神攻撃に精彩がなくなってきている。

乾「よし、カジュー、隙をついて、あのブラックボックスを奪い取ってくれ」
カジュー「うむ」

ユヤタン「ハァ、ハァ・・・ええと、こんちくしょうめ・・・ええと」
疲れきったユヤタンの後ろからカジューが忍び寄り、一瞬でブラックボックスを奪い取る。
ユヤタン「あっ! か、返せ」
すかさず、正面から乾が攻撃する。
乾「どおりゃーー!」
ジャンプしてのハリセン攻撃がユヤタンの頭に直撃!

会心の一撃!

ユヤタンをたおした


思ったよりもてこずったものの(イシン1人の奮戦)ユヤタンを倒すことができた。
乾「あった、あった。これが“風のマント”だな」
カジュー「勇者殿、このブラック・ボックスはどうします?」
乾「何かに使えそうだから一応持っていくことにしよう」
消耗したイシンに手をかしながら風の塔を去る一行。

そして、残された男が一人・・・・・・
ユヤタン「くそぉー、このままで終わると思うなよ」
復讐を誓うユヤタンであった。
彼は再び一行の前に立ちはだかることができるのか!?



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