コウジ「おっ、もうすぐ塔に着きそうだ」
水門が開け放たれたことにより、船で奥へと進む冒険者一行。
そして彼らは“満月の塔”に到着する。
イシン「結構、高い塔ですね」
乾「こりゃあ、敵と闘う以前に体力的にきつそうだな」
コウジ「まぁ、なんとかなるだろう。よしお前ら行って来い!」
乾「お前も来るんだよ! 行くぞ」

乾がコウジを引きずりつつ、一同は“満月の塔”へと入っていく。

イシン「ハァ、ハァ。敵のレベルはたいしたことなさそうですね」
乾「ヒィ、ヒィ。それよりもこの階段がきつい・・・・・・」
コウジ「ウヒッ、ウヒッ。最上階はまだかよ」
カジュー「アッラー、アッラー(回復)」

イシン「ハァ、ハァ。今の敵はてこずりましたね」
乾「ヒィ、ヒィ。MPはもう少し温存したほうがよさそうだな」
コウジ「ヌフッ、ヌフッ。あぁ、俺はもうダメだ。お前ら先に・・・・・・」
乾「てめぇはほとんど闘ってねぇだろ!」
カジュー「アッラー、アッラー(回復)」

イシン「ハァ、ハァ。さっき窓から見上げたんですけど、頂上はもうすぐみたいです」
乾「ヒィ、ヒィ。もうひとふんばりだ」
コウジ「ウッフーン、アッハーン。ほんと・・・に、もう・・・げ、限界・・・・・・」
乾「その変な息切れの仕方、なんとかならねぇのかよ!!」
カジュー「アッラー、アッラー(回復)」

乾「ハァー、ようやく着いた」
息を切らしながら最上階でへばる一行。
コウジ「あぁ、もうだめだ」
イシン「帰りも同じ道を通らなきゃと思うと疲れが増しますね」
コウジ「だめ、もう本当に動けない」
乾「最上階から突き落としてやろうか」

「これから戦闘が始まるというのにそんなにへばっていて大丈夫ですか(笑)」
乾「(こ、この“笑”のマークはもしや!)」
「さぁ、ここでは私のしもべが相手をします。あなたがたに倒すことができますか(笑)」
扉が開き、鎧をまとった4人の騎士が一行に近づいてくる。
「騎士ではなくて、士騎(四季)です(ニッコリ)」
一同「・・・・・・・・・」

“イインチョーの士騎”があらわれた

乾「くそ、攻撃が全然効かない」
イシン「呪文もほとんど効果がないようですね」
4人の士騎は動きが遅いので、攻撃はなんとか避けることができるものの、
ものすごく頑丈でこちらの攻撃のほとんどを受け付けない。
イシン「カジューの打撃もあまり効き目がないみたいです」
乾「このままじゃあ、こっちの体力がもたない」
コウジ「よし、ここは俺の出番だ! 水鉄砲連射!!」
シュコ、シュコ、シュコ、シュコ。
コウジ「どうだ。これで間接が錆び付いただろ」
乾「そんなすぐに錆びるわけねぇだろ!」
コウジ「でも、こころなしか動きが鈍くなったようなきがするぞ」
イシン「あっ、本当です。効いてるんじゃないですか」
乾「まさか・・・委員長だから・・・・・・ラジコン!」

目を凝らしてよく見てみると、士騎たちにはそれぞれ小さなアンテナのようなものが付いている。
乾「あれだ! みんな、聞いてくれ」
その場ですぐに皆に作戦を告げる。
皆が敵を引き付けている間に、カジューがアンテナをへし折るという作戦にでた。

乾「ほら、こっちだ」
コウジ「ほら、あっちいけ」
乾「引き付けろよ!!」
陽動の効果というよりも、敵の動作がもともと鈍いため、カジューは簡単にアンテナをへし折ってしまう。
そしてアンテナをへし折られた士騎たちはその場から動かなくなる。

イインチョー「なんてことをするんですか。やめてください(怒)」
隠し部屋から突然飛び出してくるイインチョー。
イインチョー「な、なんて事をするんですか。せっかくできたばかりだったのに(泣)」
乾「壊れて泣くくらいなら、襲いかからせるなよ」
イインチョーはこちらの話を全く聞かず、ひたすら大型ラジコンの心配をしている。
イインチョー「あぁ、せっかくの自慢の作品なのに。ここの塗装の部分もはげちゃって(泣)」

コウジ「なんか、こうして見てると少しかわいそうになってくるな」
乾「まぁ、別に悪い奴じゃあないんだろうな」

イインチョー「お金もかなりかかっているっていうのに・・・。
 まぁ、それでもこのくらいならなんとかなりますね。
 四季(愛蔵版)のお金も入ってくるし、新シリーズも始まるし、
 それにエッセイとかの文庫落ちの本でも印税が入ってくるし、
 このへんはどこかの本を書かない貧乏作家どもとは比較になりませんね(笑)」

乾とコウジとカジューは狂戦士化した。
あっという間にイインチョーをたおした。必要以上にたおした。本気でたおした。

イシン「(今回は暴言は封印しておこっと)」

45 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/03/13 23:58
>>44
ぷははっははははっは。本気でわろた。

46 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/03/14 20:02
>>44
>乾とコウジとカジューは狂戦士化した。
やべ、ツボに入ったw

4士騎とそのボスを倒したおかげで、かなりの経験値をかせぐことができた。
乾「みんな新しい技や呪文を覚えたようだな」

勇者イヌイは新しい技を覚えた。
 ツッコミLev4(相手の呪文や特殊攻撃を40%の確率で無効にできる)
乾「俺だけ、あいかわらずだな・・・・・・そこそこ使えるようになってきたけど)

修行僧カジューは新しい呪文を覚えた。
 アッアッララー(麻痺の効果を無効)、ララアッラー(味方の防御力をUP)
乾「なにげに役に立つ呪文をちゃんと習得してるよな」

戯言使いイシンは新しい戯言を覚えた。
 離脱(塔や洞窟から一瞬で脱出することができる)
 方言(なまりにより相手のスピードを遅くする)
乾「やった、これで一番下まで歩いていかなくてすむ。ナイスタイミング!
 それにしても、方言って・・・なまり違いだろ」

遊び人コウジは新しい技を覚えた。
 忘却の彼方(大切なことを忘れてしまう)
乾「そんな技こそ忘れちまえよ! 変にかっこつけた名前つけてんじゃねぇ!!」

イシン「ここに宝箱がありますよ」
乾「おっと、そうだそうだ。目的を忘れるところだった」
冒険者一行は“満月の塔”にてキーアイテム“月のかけら”をゲット!
乾「なんか変てこな石っころだな。何に使うんだろ?」
イシン「村へ戻ったらアーヤさんに聞いてみましょう」
乾「そうだな。よし、塔から出るか」
コウジ「おーい、こいつが出てきた隠し部屋の中、装備品がいっぱいだぜ」
乾「さすが委員長。ためこんでやがる」

一行はインチョーの隠し部屋にて、それぞれ装備品をゲットした。

勇者イヌイ:雷のハリセン
乾「うーん、なさけない外見と裏腹に、ものすごく強力そうに感じるところがなんかむかつく」

戯言使いイシン:サイコの杖、ロジカル・ローブ、密室本・帽子
乾「よくまたそんな宣伝くさい装備が見つかったな」

遊び人コウジ:強力水鉄砲
乾「・・・隠し部屋というか、イインチョーのおもちゃ箱って感じだな」

修行僧カジュー:エッチなTバック
乾「・・・・・・・・・・・・・・・いや、装備するなよ、そんなもん」

一行は上昇する経験値とはうらはらに、ますます怪しい集団と化していくのであった。

50 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/03/14 23:08
忘却の彼方禿ワロタw



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