乾「よし、それじゃあ塔から脱出だ。たのむぜイシン」
覚えたてイシンの戯言(呪文)により、一瞬にして塔の外へと脱出。
そして一行は船に乗り込み、再びテバの村へと引き返す。

再びテバの村にて
乾「アーヤさん。もどってきたよ」
アーヤ「おぉ、無事だったか」
イシン「こんなアイテムを手に入れたんですけど、使い方わかります?」
アーヤ「これはたぶん“月のかけら”だな」
コウジ「へーえ、単なる石っころにしか見えないけどな」
アーヤ「これを海などで使うと浅瀬くらいならば、あっという間に干上がらせることができる」
イシン「実際、どこで使えばいいのでしょうか?」
アーヤ「海のどこかに閉ざされた洞窟があるという伝説を聞いたことがある」
乾「そこに入るためのアイテムなのかな」
イシン「でもせめてどこの海かがわからないと・・・・・・」
アーヤ「それは君達が乗っている船の船長にでも聞いてみればわかるんじゃないかな」
乾「よし、ノリヅキ船長に聞いてみよう」

アーヤ「それはそうと、頼まれていた装備ができているよ」
乾「あっと、そうだった。さっそく見せてもらえますか」
アーヤ「これだ! 炎系の攻撃を軽減できる“スケスケ・シースルーコート”だ!!」
乾「・・・・・・」

乾「男だけのパーティーで、この露出度は無意味だろ」
イシン「これ、誰が着るんですか」
乾「イシン着るか?」
イシン「遠慮しときます」
乾「カジューは・・・って、服自体を着そうもないしな・・・」
コウジ「これは俺が着るしかないか」
乾「いや、べ、別に無理に着る必要ないぞ」
イシン「そうですよ、店屋でなら高く引き取ってくれるでしょうし」
コウジ「俺も男だ! 決まりだ! 俺が装備する!!」
乾「やめてくれーー、ますます変態集団になっていく」

遊び人コウジ
装備:強力水鉄砲、道化の帽子、スケスケ・シースルーコート

アーヤ「くれぐれも気をつけてな」
乾「アーヤさん。いろいろとありがとうございました」
アーヤ「そういえば、君らが満月の塔へ行っている間に男が一人訪ねてきたぞ」
乾「へっ?」
アーヤ「そこの修行僧みたいにビキニパンツ一丁の格好だったが」
乾「(霧舎? あいつひょっとして、ちょいキャラじゃないのか??)」
アーヤ「その男も、君らと同じ道すじをたどっているような気がしたが」
イシン「ひょっとして彼も“竜水”討伐を目指してるのでは」
乾「ま、まぁ、気にしなくても大丈夫だろ。そのうちまた会うかもしれないしな」

コウジ「あれ?」
乾「どうした?」
コウジ「何か大切なことを忘れたような・・・気が・・・」
乾「おいおい、“忘却の彼方”が発動したんじゃねぇだろうな」
コウジ「そうだ、気になってたことがあったんだ」
乾「な、なんだよ」
コウジ「アーヤさん、あんたなんで部屋の中で帽子をかぶってるんだ」
乾「忘れてんじゃねぇかよ!」
コウジ「いや、どうしても気になる」
アーヤ「お前は私に何か恨みでもあるのか!」
コウジ「隠すなって、見せろー」
乾「馬鹿、何度も繰り返すな! 思い出せ!!」



コウジはアーヤの帽子をはぎ取った後、そこには何もなかったことを思い出した。



船に乗り、テバの村を後にする一行。
コウジ「アーヤさん、怒ってたな」
乾「あたりまえだろ! 最後、口もきいてくれなかったじゃねぇか」
コウジ「調べたかどうか忘れちまって、タンスの中をもう一回探したりすることとかあるよな」
乾「そういうレベルの問題じゃねぇよ!」

イシン「・・・・・・ということなんですけど、海にそういう洞窟ってありますか?」
船長「あぁ、それなら知ってる。船乗りには有名な話でね」
イシン「本当ですか。みなさーん、ノリヅキ船長が心当たりあるそうです」
一行は次の目的地となる“海底の洞窟”へと向かう。



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