コウジからお知らせ
「ここですぐに“ロンダルキアへの洞窟”へと話を移したいところなのだが、ちょっと待ってくれ。
 実は冒険ではしょっていた部分があるので、そちらを捕捉しておこうと思う。
 俺達のアイテムの中に“山彦の笛”というのがあるのをおぼえているか?
 これは、各地に隠されている“紋章”のありかを調べるためのアイテムだ。
 その“紋章”なんだが、「星、月、太陽、水、命」と5つある。
 実は“ロンダルキアへの洞窟”の前にそれらのうちの4つを集めていたんだ。
 その報告をここで先にしちまおうと思う。
 それらの全てが実にハードな中ボスどもとの闘いだった。
 そんな俺の活躍の全てを皆に見てもらいたい。
 それでは、VTR、アッラー」


一行はゲーデル号にて“大灯台”へと向かう最中であった。
乾「その灯台に住み着いてるモンスターを倒せばいいんだな」
イシン「ええ、灯台が使えなければ我々の船の航行にも支障が出ますからね」
そんなわけで、ゲーデル号は日中に陸地沿いをゆっくりと進んでいた。

コウジ「そういえば、その灯台に紋章とかがあるとか、ないとか言ってたような」
乾「その紋章ってなんだ」
イシン「はっきりとは分らないのですが、“竜水”打倒のために必要なアイテムだとのことです」
コウジ「でも本当に灯台にあるかどうかはわからないよな」
イシン「いえ、この“山彦の笛”というアイテムを使えば所在を確かめることができます」
乾「そういえば、そんなアイテムあったな」

ゲーデル号が“大灯台”に到着した。
コウジ「さっそく“山彦の笛”を使ってみたらどうだ」
乾「そうだな。よし、吹いてみるか」
乾は思い切って笛を吹いてみる。

「ナマクビー、ナマクビー、ナマクビー、ナマクビー」

乾「なっ、なんだこの音色は」
イシン「シッ! 山彦が返ってくるはずです」

「デナイヨー、デナイヨー、デナイヨー、デナイヨー」

イシン「どうやらここに紋章のひとつがあるようですね」
乾「こんな山彦でいいのかよ。なんか船長がうずくまって泣いてるぜ」

167 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/05/20 23:04
>「デナイヨー、デナイヨー、デナイヨー、デナイヨー」
ワロタ。

168 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/05/21 17:34
ノリヅキ船長…w

大灯台の中へと入っていく一行。
高くそびえる灯台の中をひたすら登ってゆく。
敵は悪魔系が多いものの、たいした苦労もなく突き進んでゆく。
 乾のハリセンが敵をなぎはらい、
 カジューの拳が敵を砕き、
 コウジのギャグが敵を挑発し、
 イシンの戯言が敵を一掃する。

そして一行は頂上へとたどり着く。
イシン「ボスがいそうな予感がしますね」
乾「紋章まであるとなれば、たぶんいるだろうな」

大灯台の頂上では黒い炎が燃え盛っていた。
通常であれば、航行する船に光を照らすはずの灯台であったが、
その灯台自体が黒い霧に覆われているようであった。
そしてその炎の前に男が一人。

「よぅ。よく来たな」
乾「(な、中島!)」
イシン「これは手ごわそうな雰囲気ですね」
乾「やつは、格闘技の達人だ! 接近戦には気をつけろよ」
「あいさつは抜きでいいよな。じゃあ行くぜ!」

カクトーオウがあらわれた

乾「俺とカジューで奴の攻撃を防ぎつつ、イシンの戯言で攻めるんだ」
イシン、カジュー「了解!」

ヒット&ウェイにて攻撃しようとしたが、相手の攻撃が思っていたよりも速い。
カジューが善戦しているものの、カクトーオウの方がパワーで優り、
しかもスピードも互角と成れば分が悪い。
イシン「皆さん、どいてください」

イシンが戯言にて攻撃する。
カクトーオウ「“ハルキノベルス・オーラ”」
イシン「わっ、戯言が跳ね返された」
カクトーオウ「くらえ、“不死身(富士見)スマッシュ”」

跳ね飛ばされる、乾とカジュー。
イシン「手がつけられませんよ」
乾「(くそー、講談社以外から本を出したからって調子に乗りやがって)」

コウジ「こりゃ、だめだな」
乾「隠れて見てないで、何とかしろよ!」
コウジ「なんとかって、攻略法でもないかぎりは無理だろ」

乾「(攻略法、攻略法・・・・・・ハッ、そうだ!
 たしか、ゲームの中でかなり強い敵がいて、
 そいつを倒すのには、眠らせて、その隙に倒すというのが・・・)」

乾「コウジ、なんとかあいつを眠らせてくれ!」
コウジ「眠らせるって言ったって、どうするんだよ」
乾「呪文でもアイテムでもなんでもいいから頼む。もうもたない」
コウジ「そんな、適当なこと言われてもなぁ・・・・・・おっ、これなんかどうだ?」

カクトーオウ「ふんっ。こいつらも大した事なさそうだな。俺より強い奴など・・・・・・」
そのとき、何かが聞こえてきた。そう、それはかくも忌まわしき・・・
カクトーオウ「な、なんだこれは。ね、眠い。お、起きてられねぇ・・・・・・」

カクトーオウは眠ってしまった

乾「コウジ、でかした! どうやって眠らせたんだ」
コウジのほうを見ると、コウジは本を朗読していた。
それはいつだか手に入れたアイテム、“教科書”だった。

乾「教科書、読まれたくらいで寝るなよ!」
つい、乾はカクトーオウに突っ込みをいれてしまった。
カクトーオウ「はっ、俺は何を!」
イシン「起こしてどうするんですか! コウジさん、早く、早く教科書を!」

コウジが教科書を朗読しつつ、攻撃を加え、
目を覚ましたところで、また教科書の朗読と繰返し、ダメージを積み重ねてゆく。
そしてついに・・・・・・

カクトーオウをたおした

イシン「つ、疲れたー」
コウジ「お前、何、突っ込みなんか入れてんだよ!」
乾「悪い、悪い。つい癖がでて・・・・・・」
カジュー「アッラー、アッラー、アッラー」

苦心しながらもカクトーオウを撃破。
一行は灯台に火をともし、大灯台の機能を回復させる。
そして宝箱から“星の紋章”をゲット!
ついに一つ目の紋章を手に入れた。

乾「紋章を手に入れるのも一苦労だな」
イシン「他の紋章もボスが守っているとなると辛いですね」
コウジ「おーい、他にも宝箱があったぞ」
イシン「何かいいものはありましたか?」
コウジ「これを見てくれ」
コウジが手に持っているのは“ハゲヅラ”だった。
乾「なんだよ、そんなもん。さっさと捨てちま・・・・・・」
イシン「こ、これは、勇者殿。これこそ“勇者のカツラ”です」
乾「・・・・・・」
イシン「このカツラを付ければ勇者殿の技も冴えわたること間違いありません」
乾「い、いや。俺はこの“鉄仮面”でいいよ」
イシン「だめです! これは勇者しか付けられないアイテムですから」
“勇者のカツラ”を手に入れた
乾「これはいじめですか?」

次は“月の紋章編”



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