冒険者一行が駆けつけると、そこには大爆発の跡が。
コウジ「あっ、あそこ!」
爆発を直に受けたのか、さきほど別れたキリシャ王子が瓦礫の下敷きになっていた。
乾「いったい、何があったんだ?」
コウジ「王子が勝手に自爆したのか?」

「ハッハッハッ。どうやら見事に仕掛けた罠にはまってくれたようだな」
イシン「誰です!」
「俺はロンダルキアの洞窟を守る番人“カザンキング”だ」
乾「(おっ、石黒のおっさん登場か)」

カザンキング「ん? 罠に掛かったのは1人だけか。お前ら運がいいようだな」
一同「・・・・・・」
カザンキング「残った奴らも、遅かれ早かれ死ぬ運命だ。覚悟しろ!」

247 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/16 22:36
あ、割り込んでた。ごめん。

ボルケーノキタ―――(・∀・)――!!

コウジ「でもよう、カザンキングって、何が火山なんだよ」
乾「また、戦闘中にどうでもいい・・・って、確かに洞窟の中だから火山はないな」
イシン「もしかして、ここが火山の中だとか」
カザンキング「いや、ちがう。見よ、この姿を!」

今までは人型だったカザンキングの姿がみるみるうちに変形し始めた。
体全体が大きくなり、特に横幅が増大していく。
そして頭が割れて、そこに大きな穴ができ・・・・・・
乾「って、お前が火山かよ! 火山人間かよ!」

カザンキング「ふっ、俺は火山が好きすぎて、自分自身を火山に変えることにしたんだ」
コウジ「いや、限度があるって」

カザンキングがあらわれた

イシン「まさに人間山脈」
コウジ「ブルーノ・サンマルチノか」
イシン「それは人間発電所ですね」
カジュー「・・・ビル・ロビンソン」
イシン「それは人間風車です」
乾「なんでお前らそんなの知ってんだよ」

カザンキング「くらえ、ファイアー・ボール」
キングの頭から、火の玉がほとばしり、一行目掛けて襲い掛かってくる。
乾「みんな散らばれ」

カザンキング「くらえ、高熱のマグマを!」
一行の跡を追うように高熱のマグマが襲ってくる。
イシン「岩だなの上に避難してください」

カザンキング「くらえ、火山岩攻撃!」
頭上から大きな岩が降り注いできた。
コウジ「あ、危ねぇ。うわ、ちょっと待ってくれ」

カサンキング「ハハハハハハ、無駄無駄。私の火山攻撃は無敵だ!
      日本の火山は世界いちィィィィィィィい!!!」

コウジ「ノリノリだな」
乾「(ここは日本じゃねぇぞ)」

251 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/17 23:27
>頭が割れて、そこに大きな穴ができ

ドリルホール・イン・ヒズ・ブレイン

乾「くそっ、どう対抗すればいいんだ」
火山攻撃から身をかわしながらイシンに訊ねる。
イシン「ちょっとやそっとの攻撃呪文ではどうにもなりませんね」
敵の火山攻撃はだんだんと激しさを増してゆく。
乾「・・・消耗戦には耐えられないかもな」
ここは、いった引くか、と思い始めた矢先。

コウジ「おっ、グッドアイディアが浮かんだぜ」
乾「また、くだらない計画じゃないだろうな」
コウジ「おいおい、誰のおかげでここまで来れたと思ってるんだ」
乾「別にお前のおかげとは思ってない」
イシン「まぁまぁ、ここは特に策もないことですし、コウジさんの計画にのってみましょう」
コウジ「そうこなくっちゃ。じゃあ、少しの間時間稼ぎをしといてくれ」

コウジの立ち去り際に乾が訊ねる。
乾「何をする気だよ」
コウジ「火山の穴をふさぐのさ」
乾「???」

コウジの意図が読めないものの、残された3人はとりあえず時間稼ぎをすることに。
乾が盾となり、敵の攻撃を“ツッコミ”で無効化してゆく。
イシンは気休めながらも“問題発言”による氷の呪文で対抗。
カジューは後方で回復に専念する。
カザンキング「ハッハッハァー。いつまで持ちこたえられるかな」

乾「コウジの奴、穴をふさぐってどうするつもりだ」
イシン「アイテムの中に、そんな大きなものがありましたっけ?」
乾「とにもかくにも、さっさとしてくれなけりゃぁ、持ちこたえられんぞ」

そのとき、コウジはというと
コウジ「いや、重い重い。でも何とかここまで持って来れた」
コウジは戦闘場所を見下ろすことができる、洞窟の岩だなの上に登っていた。
コウジ「おぉ、ここならバッチリだ。カザンキングの真後ろのポジションがとれたぜ」
するとコウジはアイテム“風のマント”を身にまとい、
下から持ってきた大きな物体をかつぎ、カザンキングめざしてジャンプした!
コウジ「いくぞ!!」

空中に飛び出したコウジは“風のマント”の力を借りて、急降下してゆく。
そして、カザンキングの真上近くに来たとき、もっていた物体を穴の中に放り込んだ。

カザンキング「な、なんだ? 噴火口が詰まったぞ」
その形態の都合上、カザンキングの手足は短く、頭の上に詰まった物を取り除くことができない。
カザンキング「う、うわっ。このままでは暴発してしまう」

乾「・・・・・・」
イシン「見ました?」
乾「あぁ」
イシン「噴火口に投げ入れられたのって、キリシャ王子じゃないですか」
乾「あぁ、王子だったな」
イシン「なんか、王子の体、ドロドロに溶けてません?」

事実、カザンキングの噴火口に突っ込まれたのはキリシャ王子であった。
キリシャ王子は頭から突っ込まれ、下半身だけが穴からニョッキッと出ている。
乾「えぐいな」
イシン「犬神家みたいですね」
乾「ほんとに、えぐいな」

カジュー「・・・今が倒しどきじゃないか?」
乾「はっ!」
イシン「い、いけませんね。つい、見とれてました」

火山攻撃が止み、頭の上の異物を取り除かんと右往左往しているカザンキング。
この機会を逃すわけにはいかない。

乾「大爆発するおそれがあるから、イシン、距離をとって戯言で攻撃してくれ」
イシン「了解」

一同はカザンキングから距離を置き、イシンが戯言を唱える体勢に入る。
イシン「“大暴言”でかたを付けます」
一呼吸開け、イシンは戯言を唱えた。

イシン「あなたねぇ、本を書かないから、先に鯨統一郎が出しちゃいました。残念!
“富士山大噴火”斬り!!」

ドッッッッッカァーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
大音響とともにカザンキングの体が大爆発を起こした。

カザンキングをたおした

乾「イシン・・・なんで波田陽区」

256 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/20 04:13
いくらなんでもあんまりだw
おまいに人の心はないのかイシン。

コウジ「どうだ。ナイス作戦だっただろ」
イシン「思いついたとしても、本当にやるのはコウジさんだけですよ」
コウジ「いいから、いいから、どうせすぐに生き返るんだろ」
乾「・・・たぶん・・・いや、そうだけど・・・あぁ、もういいや」

王子については一時忘れることで皆が同意した。

コウジ「ようし、さっそく紋章を探そうぜ」
イシン「それでしたら、例のやつをやっておきますか」
乾「おう、紋章もこれで最後だし、せっかくだからやっておこう」
乾は“山彦の笛”を取り出した。
紋章がある事はわかっているのだが、まぁ、縁起物ということで。

「ファウスト ファウスト ファウスト ファウスト」

山彦が返ってきた。

「ワカモノダケー ワカモノダケー ワカモノダケー ワカモノダケー」

乾、コウジ、カジュー「・・・・・・」
コウジ「俺達は書かせてもらえないのかな」
乾「無理だろ。書くネタもないし」
カジュー「アッラーアッラーアッラー」
イシン「さ、さぁ、はりきって紋章を探しましょう」

コウジ「“命の紋章”発見!」
隠されていた宝箱を発見し、その中から“命の紋章”を手に入れた。
イシン「他には何もなさそうですね」
乾「これで紋章が5つそろったな」
コウジ「おもちゃのカンヅメと交換してもらえるのか?」
乾「銀のエンジェルかよ! 違うだろ!!」
コウジ「で、5つ集めるとどうなるんだ?」
乾「・・・イシン、どうなるの?」
イシン「シーナ姫の情報にあったように“精霊の祠”へ行けばわかると思いますよ」
乾「そうだな。とりあえず、この洞窟を抜けようか」

一行は先へと進むことに。

260 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/21 02:55
>>257
古泉(1975生まれ)……(ノД`)

261 名前: 名無しのオプ 投稿日: 04/06/21 16:05
>>260
ごめんカジュー。
ずっと40代のナイスダンディだと思ってたよ……



>> next


[★高収入が可能!WEBデザインのプロになってみない?! Click Here! 自宅で仕事がしたい人必見! Click Here!]
[ CGIレンタルサービス | 100MBの無料HPスペース | 検索エンジン登録代行サービス ]
[ 初心者でも安心なレンタルサーバー。50MBで250円から。CGI・SSI・PHPが使えます。 ]


FC2 キャッシング 出会い 無料アクセス解析