“透明人間”浦賀とユヤタンの野望
588 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/23 22:42

浦賀は透明人間になるスキルを手に入れた
「しかし、透明人間になったからといって何をする?」
覗き見するような趣味はない
このままふらふらしていたら気配を察知した古処や中島に攻撃されるおそれもある
さらに調子にのった清涼院がマネをしだす可能性もある
(百人の透明な清涼院)
「・・・元に戻ることにするか・・・って、あれ?」
どうやって、元に戻るんだっけ??
589 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/24 18:49
>>588 発展の予感!
593 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/25 22:09

「佐藤君、佐藤君」
佐藤「うぁ! その声は浦賀先輩?」
浦賀「あぁ」
佐藤「姿がって、まさか透明人間!?」
浦賀「あぁ。ただ困ったことに元に戻れなくなってね」
佐藤「・・・それで僕に何か?」
浦賀「いや・・・どうしようかと思って・・・」
佐藤(まさか相談されている? “人生相談”!!)
596 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/26 08:35

佐藤(困った…僕の「人生相談」は他人のそれではなく
   僕自身の「人生」を他人に相談することなのに…)
597 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/26 11:14

「ああ、何だ。返り血を浴びれば良いんじゃないか……」
 浦賀は包丁を握りしめた。目の前には佐藤友哉がいた。
 さて、どうやって料理しようか……。
598 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/26 13:01

乾「見えりゃ良いだけなら服着ろよ!」
599 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/26 13:19

殊能「さっき浦賀君が生肉の調理法を聞いてきたんだけど何でだろう?」
蘇部「うーん・・・そうだ!きっとみんなに何かごちそうしてくれるんだよ!
みんなにも教えてあげよ〜っと!」
そう言うと蘇部は駆けだしていった。
殊能(蘇部君はすごいなぁ,何の肉か気になるけど・・・あっ蘇部君が行っちゃう)
  「待ってよ蘇部君!」
殊能と蘇部は一緒にみんなの所へ走っていった。
600 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/26 16:55

「ちゃっおー。みんな元気?ナゾナゾの時間なんだよ。

  問題! 学園の中で、お休みの日なのに大人しーくしてるのだーれだ?

  難易度は星一つ半、簡単だね。答えはまた後なんだよ。それじゃばいびー」

601 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/26 17:11

佐藤の切り刻んだ生肉・・・
浦賀はハッと我に返る。何を考えているんだ
体が透明になってから不思議と食欲が減衰したはず
なのになんでまた・・・
目の前では、何故か相談するはずの佐藤が悩んでいる
すると何を思いついたか佐藤が話し始めようとする
とりあえず、話を聞いてみるか
602 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/27 15:06

積木「『佐藤の切り刻んだ生肉』ではなくて、『切り刻んだ佐藤の生肉』の方が、
正しいと思う……」

霧舎「積木が何か悩んでるぞ」
石黒「放っとけって。どうせメタなんだし。な、津山」
津村「津村です!!」

604 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/27 20:58
602>>スマン  確かに『切り刻んだ佐藤の生肉』が正しい

秋月「あーぁ、おかげで津山君にまでとばっちりが」
津村「お前、出たかっただけだろ」

605 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/27 21:03

蘇部「うーーん、うーーん」
殊能「蘇部君、どうしたの」
蘇部「>>600の竹ちゃんの問題を考えているんだけどわからないんだ」
殊能「休みの日におとなしくしているねぇ」
蘇部「わかった! 答えは佐藤君だ。彼なら休みの日でも家に居そうだよ」
殊能「いや、それは本当の話で、ナゾナゾじゃないから」

高里「きゃぁぁぁぁー、今度は佐藤君と三角関係!」
竹「うにー。しいちゃんもナゾナゾ考えてよ」

606 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/27 23:21

竹「そんじゃ一日経ったし、答えを発表するんだよ。正解は…」
石崎「呼ばれて飛び出て、石崎幸二だ!」
竹「ざっきゅんでしたー。みんなわかった?残念ながらゆーちゃんじゃないんだよ」
乾「何で石崎が休みの日に大人しいんだよ。プラモデルでも作ってんのか?」
氷川「『せっかくの休日くらい寝かせてくれ』ってことですか?石崎さんサラリーマンですからね」
石崎「ちっちっち。これだから駄目だなー、頭の固いおじさんと年齢不詳は。もっとエレガントに考えろ」
乾「お前も俺と同じ歳だろ!」
氷川「エレガント…普段から駄洒落を連発してるのは誰でしたっけ」

竹「うにー。ナゾナゾだから、シャレみたいなもんだけどね。
  それじゃ解説。ざっきゅんのデビュー作は何だったかな?」
氷川「……ああ、『日曜日の沈黙』ですか。なるほど」
竹「そう。お休みの日=『日曜日』に、大人しくしてる=『沈黙』してる、ってことだね。つまり『石崎幸二』。
  正確に言うなら、日曜日『に』沈黙なんだけど、そこはシャレってことで許してほしいんだよ。
  それじゃナゾナゾの時間は終わり!またねー」

西尾「ちなみに正解した方の中から抽選で一名様に戯言一年分を差し上げます。
   どしどしご応募下さい。宛先はこちら」
乾「どちらだよ!ていうかそういう募集は出題時にやるだろ!」

607 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/28 20:56

これだよ、こういうのを待っていたんだよ
佐藤は静かに燃えて(萌えて)いた
本当は誰かの人生相談をやりたかった。決して自分の人生の相談などではなく。
ここで結果を残すことができれば、
ファウスト誌上で真の「佐藤友哉の人生相談」が始まるはず!

浦賀先輩を必ず元に戻してみせる

積木「結局は自分のためか」
佐藤「心の声に突っ込むなー!」

608 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/28 21:01

秋月「うーーん、うーーん」
黒田「何、悩んでるんだい」
秋月「>>600の竹ちゃんの問題を考えているんだけどわからないんだ」
黒田「休みの日におとなしくしているねぇ」
秋月「これに正解すれば、僕自身をもっとアピールできるはず・・・」
乾「そのナゾナゾの答えなら、もう出てるよ」
秋月「うそ!」
609 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/28 22:59

霧舎「ナゾナゾといえば>>243の問題はどうなったんだろう」
乾「だいたい予想はつくから、もういいんじゃないのか」
石崎「『2004年も危ないかも、西尾氏』ってところか」
西尾「あんまり御大をいじめないでくださいよ」
612 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/29 22:11

佐藤「ところで先輩はどういう過程で透明人間になったんですか?」
浦賀「・・・いや、突然」
佐藤「ということは先輩には何故透明人間になったかという心当たりがないのですか」
浦賀「・・・あぁ」
佐藤「なるほど、それならまず最初に、透明人間になった原因をつきとめるべきだと思います」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「原因がわかれば、元に戻る方法もおのずと見えてくるはずですよ」
613 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/29 22:21

佐藤「最近、先輩の身の周りで何か変わったこととかありませんでしたか」
浦賀「・・・いや、特に」
佐藤「他の学園の生徒にいたずらされたとか、変な薬を飲まされたということはなかったですか」
浦賀「・・・いや、なかったな」
佐藤「なるほど、それならば原因は一つしか考えられないですね」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「先輩が透明人間になった原因は、ずばり先輩が『透明人間』という本を書いたからですよ」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「・・・・・・」
浦賀「・・・わけがわからない」
614 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/30 07:26
(゚∀゚)/ワクワク

615 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/30 10:20
頑張らんと食べられちゃうよーユヤタン

616 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/30 16:24

高里「きゃぁぁぁあ!!!!浦賀君が佐藤君を食べるですって!?」

乾「そっちの意味じゃねぇよ!!」

617 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/30 17:37

古泉「何?浦賀が佐藤を喰うだと」
高里「そうなのよ!浦賀君もやるわねぇ」
古泉「それはいかん!止めに行かねば!」
乾「おお,ようやくまともな人間がいた」
古泉「肉を喰ってはアッラーのもとへ近づけぬ」
乾「そっちかよ!!」
高里「古泉君待って!あせっちゃいけないわ!恋は焦らずよ!」
乾「お前もそんなんかよ!!」
高里「分かったわよもう,冗談よ」
蘇部「みんなー聞いてー浦賀君がごちそうしてくれるらしいよぉー!!」
古泉・高里・乾(ビクッ!!)
618 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/30 18:32

>>616
積木「ヤオイとツッコミのためなら何でも有りなのか
   こいつら……メタと言えば積木な筈なのに……」

霧舎「積木が何か悩んでるぞ」
石黒「放っとけって。どうせメタなんだし。な、津村」
津村「津山です!! って、あ」

620 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/30 21:08

他のところで、ごちそう(いろいろな意味で)扱いされているのも知らず、佐藤の熱弁は続く

佐藤「先輩、僕たち学園の生徒の特徴は何によって決められていると思います」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「それは僕たちが出版した本の内容によって決められてると考えられませんか」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「ヤクザなキャラクター、格闘サイボーグ、自衛官、宗教家などと、キャラクターの濃い人たちほど、そのキャラクターを特徴付けるような作品を書いているわけですよ」
(さりげなく、マンイーターは省略)
浦賀「・・・なるほど」
佐藤「逆にキャラクターの薄い人たちは、それを特徴付けるような本を書いていないということになります」
(具体的な人物例も省略)
浦賀「・・・・・・」
佐藤「中には、著者自身の経歴やHPなどによって、特徴が付加される人たちもいますが、ここでは例外ということにしておきます」

621 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/30 22:15

秋月「ハクショーーン!」
石崎「おっ、風邪か? 最近寒くなってきたからな」
秋月「なんか唐突に心が寒くなった」
622 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 00:06

佐藤「ゆえに、先輩が『透明人間』という本を書いたことによって、その内容が先輩のキャラクターに反映してしまったのですよ」
浦賀「・・・なんとなく、わかったような、わからないような」
佐藤「とりあえず、今の話を前提として、今度は解決方法について考えてみたいと思います」
浦賀「・・・話を続けてくれ」
623 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 07:25

佐藤「結論から言うと先輩はインパクトの強い事をするしかありません」
浦賀「・・・たとえばどんな事だ」
佐藤「しかしそれが難しいんです。実在する透明人間よりインパクトの凄い物はそうそうありません」
浦賀「・・・」
佐藤「となれば方法は一つです」
浦賀「・・・何だ?」
佐藤「今までの基となっていた事を強調す・・・ハッ!」
浦賀「・・・どうした佐藤,どうするって?」
佐藤「いえ,あの〜,今までやってた事を強調すれば〜,いいのかな〜なんて」
浦賀「・・・そうか」
佐藤「あの〜先輩なんで包丁を出したまま近寄って来るのでしょうか?」
浦賀「・・・教えてくれてありがとう佐藤」

蘇部「ごちそう楽しみだね〜」
殊能「そうだね蘇部君」(ちょっと心配だけど)

そのころ何が起こっているか誰も(一部除いて)知らなかった。

624 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 11:46
空中に包丁だけ浮かんだ状態か? 恐いぞ!
625 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 17:13

佐藤「ちょちょちょちょっと待ってください、浦賀先輩!!」
 しまった、話が長すぎたか。しかし、ここは“佐藤友哉の人生相談”のためにもなんとしても説得しなければ“佐藤友哉の人生終焉”なんてしゃれにもならない

佐藤「違いました、訂正します。小説です! 小説!」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「小説によって、“透明人間”となったならば、それに反する小説を書けばいいのですよ」
浦賀「???」
佐藤「しかし、いくら小説といっても『透明人間』だからといって、『実体人間』なんていうのはナンセンスでしょう」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「そこで、視点を変えて見てみましょう」

626 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 18:04

佐藤「メフィスト学園の生徒の代表的なジャンルといえば、講談社ノベルスの流れを継ぐ、新本格ミステリといえるでしょう。 そして浦賀先輩の書いた『透明人間』も新本格ミステリのジャンルに属するものです」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「先輩、新本格推理小説の特徴というと何があげられると思います」
浦賀「・・・人間が書けてない」
佐藤「そうです、それがよく言われる新本格の特徴です」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「すると、このように考えることができないでしょうか。
  人間が書けていない→人間がかけていない→人間が欠けて、いない。
  そう、つまり透明人間です!!」
浦賀「・・・・・・(そうか?)」
佐藤「よって、『透明人間』=新本格として、それに反する本といえば!」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「社会派推理小説です」
浦賀「・・・・・・(本気か?)」
627 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 18:09

とある部屋の一室

西尾「では御大お願いします」
流水「セリョッ!セイリョッ!リュースイッ!」
西尾「『佐藤友哉は食べれるの?』だそうです。それについて意見は,ハイ古泉先輩」
古泉「我が思うにアッラーへ近づくためには肉をた・・・」
西尾「ハイ!ありがとうございました。次,乾先輩」
乾「普通にやめた方がいいと思うぞ。」
西尾「この意見に賛成または反対意見がある方」
蘇部「は〜い!」
西尾「では蘇部先輩」
蘇部「トンカツならいいと思うよ〜」
舞城「黙っとけやアホ」
西尾「では舞城先輩は?」
舞城「あ〜,駄目や駄目やあんなん,どうせ喰っても不味いだけや。」
西尾「『人間は肉喰ってるからマズイんだッッ!』と言う訳ですか」
津村「お〜い,あのさ〜」
西尾「津山先輩どうしました?」
津村「うんとな,このままだとな・・・ってわざとだろ!」

628 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 18:10

西尾「まぁまぁいいですから」
津村「よくないって,まぁ今はいいや,佐藤を食べるかもしれない大切な時だからな
それはそうと今思ったんだが,こんなことするより助けに行った方が良くないか?」
西尾「それもそうですねどうします御大?」
流水「セリョーイン!リュ,リュースイッ!!」
西尾「『秋月君,君が助けに行って』だそうです。」
秋月「は?」
西尾「では多数決をとります。この意見に賛成な人」
一同「はーい!」
秋月「は?」
西尾「では秋月さん宜しくお願いしますね。」
秋月「え?は?何で?」
西尾「決定事項ですから」
秋月「・・・・」
633 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/10/31 18:53
何気に蘇部が怖いよ……

634 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/01 02:41
トンカツならなんでもいいのかよ...
でも「トン」カツじゃないんだけどな...

635 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/01 12:36

佐藤「というわけで、社会派推理小説を書けば元に戻ることができますよ先輩!」
浦賀「・・・社会派なんて書いたことがない」
佐藤「大丈夫です。学園の中にも社会派を書いている人がいますからレクチャーしてもらいましょう」
浦賀「・・・・・・」
佐藤「学園の中で社会派を書いている人といえば、新堂さん、古処さん、日明さん、石黒さんですかね」
浦賀「・・・ずいぶん偏った社会だな」
636 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/01 12:40

浦賀は内心ため息をついていた
本が出るまで待っていてもしょうがない
ましてや、社会派なんて書く気もしない
とはいうものの、佐藤に相談したのは自分自身だ
浦賀はもうひとつ深いため息をついた

そのため息にも気づかず、佐藤の心の昂ぶりは絶頂の極みにあった
なんて論理的な展開なんだ! 完璧だ! 申し分ない!
これで晴れて僕もファウスト誌で、「真佐藤友哉の人生相談」を

そのとき、佐藤の背中がゾクッとした
なんだ、この感覚は!? 今までにも覚えがあるような
そう、まるで“おこづかいをもらった後にジャイアンに出くわしたかのような”この感覚

舞城「ゴラァ! そんなとこで何ニヤニヤしとるんじゃ」
佐藤「まいじょーーーっ!!」

637 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/01 16:12
舞城の語尾は「や」より「じゃ」のほうがそれっぽい。
ツッコミスマソ。

638 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/01 19:39
>>637 ツッコミ サンクス
*直しちゃいました

640 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/02 07:18
>>635>>636 禿しくワロタ

639 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/01 19:41

秋月「いたた、舞城離せよ」
舞城がなぜか秋月を引きずりながら佐藤の元へやってくる
佐藤「舞城なんで・・・」
秋月「よくわからないけど、佐藤の様子を見てこいって皆にいわれたんだよ」
舞城「こいつ一人じゃ、役に立ちそうもないから俺もついてきたんじゃ」
佐藤(余計なことを。いや、今なら浦賀先輩は透明で見えないからなんとか逃げられるかも)

秋月「そういえば、浦賀さんは?」
佐藤(うっ、いやなタイミングで余計なこと)
舞城「佐藤、お前何か隠してるだろう。いってみぃ、このボケ、カス、うんこたれが」
佐藤「い、いたいって。やめろよ舞城」

結局佐藤は、舞城にヘッドロックされたまま、これまでの経緯を話すことに

642 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/02 13:46
佐藤が浦賀とリアル鬼ごっこをしたら、五秒くらいで終わるかな…。
643 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/02 14:14

舞城「けっ、そんなことかい。なら浦賀のダンナ、俺が元に戻したるわ」
佐藤「待て、舞城。先輩は僕が・・・」
舞城「じゃかましいわい、ボケ! 新刊が出るまで待ってられるかい!」
佐藤「・・・・・・」
舞城「おう、したら秋月、ちょっと手伝えや」
秋月「なんで僕が・・・」(といいつつも準備を手伝う秋月)
644 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/02 14:20

舞城「おう、浦賀のダンナ準備できたで。そこにいるんか? ほならこの上でスタンバっててくれや」
どこから用意したのか、地面には火がたかれている
その上では牛の一部分、かなり大きな部位の生肉が置かれ、火であぶられている
(その付近にて浦賀が待機しているもよう)
舞城はニワトリを片手に、もう一方の手には浦賀のものと思われる出刃包丁を握っている
舞城「ほな、いくで」
固唾を呑んで見守る、佐藤と秋月

すると舞城は突然、出刃包丁にてニワトリの首を刎ねる
そしてその血飛沫を浦賀がいると思われるほうへかける
その血によって、ぼんやりと浦賀の姿が浮かび上がる

・・・・・・肉・・・・・・汁・・・・・・血・・・・・・
・・・肉・・・汁・・・血・・・肉・・・汁・・・血・・・
・肉・汁・血・肉・汁・血・肉・汁・血・肉・汁・血・肉・ジュルリ
浦賀「ウガァーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

645 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/02 14:31

佐藤・秋月「ヒィーーーッ!」
透明だった浦賀の体が浮かび上がってきた。“浦賀”が復活した!!
浦賀は舞城から出刃包丁と首を落とされたニワトリを奪い取る
浦賀は口にニワトリを咥え、右手に出刃包丁を握りしめ、そして右脇に牛の肉をかかえる
そしてなぜか左脇に秋月をかかえて、突然すごいスピードでどこかへと消え去る
全裸のままで

腰を抜かして、呆然とただ見送るだけの佐藤
その佐藤の様子を見て、舞城がニヤリ
舞城「どや、ざっとこんなもんやわ」

646 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/02 18:38

西尾「寒くなってきましたね、御大」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「秋深し。京都の紅葉は今が見頃…それが終われば厳しい冬がやってきます」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「それはそうと、今月は霧舎先輩が二冊を同時刊行するらしいです。凄いですね。
   森先輩は秋だというのに『四季・夏』を出すそうです。あと高田先輩と、僕も新刊を」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「あれ、出ませんでしたね…」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「いえ、良いんです。だってこの秋ファウストで御大の元気そうな姿が見られたんですから。『やっぱりね』なんて誰も思ってないですよ」
清涼院「セーリョーイン」
西尾「実はこのネタ、三番煎じでもう耐用ギリギリなんです。だから、最後にこの質問だけして終わろうと思います。
   彩紋家は…彩紋家は必ず出ますよね、御大?」
清涼院「リュースイ」
西尾「そうですか…そうですよね……御大フォーエバー!!」

[設問]会話中の「リュースイ」の意味を推測しなさい。(時間制限:なし、配点100点)


竹「いーちゃん、なんか最終回みたいなノリだね。うーん…難しいなあ…」
殊能「最後の西尾君のセリフから推して知るべしって感じだね。…でもフォーエバーなんて、まるで…」

西尾「ちなみに、前回(>>243)の正解は『いや。秋ではないよ、西尾氏』でした。
   でも>>609も正解になるのも時間の…いやしかし…一年十二ヶ月三百六十五日…それだけ時間があれば」
竹「うにー、いーちゃんが戯言も遣わないで頭抱えてるー」

651 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/03 13:15

秋月「……おい、佐藤」

暫く腰を抜かしていた秋月が、はっとして佐藤を振り返った。
その顔は蒼褪めている。

秋月「浦賀さん、元に戻ったよな?」
佐藤「……ああ」
秋月「もう、見えてるよな?」
佐藤「……ああ」
秋月「……全裸、だったよな?」
佐藤「……ああ……ああ!?」

その時、遠くから「キャー」という女性の悲鳴が聞こえた。

秋月「……どっち意味での悲鳴だと思う?」
佐藤「違う意味で犯罪者になっちゃうよ……浦賀先輩」

653 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/03 14:24
秋月は攫われた(?)んじゃないの?

654 名前: 651 投稿日: 03/11/03 14:41
>>653
あ、ホントだ。スマソ。
あー……じゃあどうしよっかなー。

655 名前: 651だが改訂版作ったので。 投稿日: 03/11/03 14:47

浦賀は全裸で走っていた。
左脇に秋月を抱えて。

浦賀「肉肉肉肉肉肉ー!!!!!」

秋月は焦っていた。
全裸の浦賀に抱えられながら。

秋月(やばい!!このままじゃ食われる!!
   食われなくても高里の妄想の餌食だ!!)

佐藤は走っていた。
全裸の浦賀を追って。

佐藤「浦賀先輩!!服を着てください!!
   このままじゃ二つの意味で犯罪者にー!!」

高里は叫んだ。
全裸の浦賀を見て。

高里「ああ!!佐藤君ったら、あんなに必死に浦賀君を追って!!
   でも浦賀君は秋月君と逃避行中!?三角関係ね!?」

乾は突っ込んだ。
「そっちかよ!!」

656 名前: 653 投稿日: 03/11/03 15:40
ありがとう。651さん。
657 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/03 16:14

一方、ごちそうを待っていた一行は
蘇部「秋月君もどってこないねー」
石崎「舞城も後を追っていったから大丈夫だろって、ほら来たみたいだぜ」

と一同が待ち受けていたところに突入してきたのは出刃包丁をかまえ、秋月をかかえた、全裸の浦賀 そしてなぜかその浦賀にすがりついている佐藤に、叫びながら(喜びながら)並走する高里

高里「きゃぁぁぁーーーーーーー。浦賀君だ・い・た・ん」
霧舎「それどころじゃないって! うわぁーー、浦賀さん危ないって」
流水「セリョッ!!」
西尾「あっ、御大が踏み潰された」
中島「浦賀落ち着け!」
石崎「よーーし、俺も脱ぐぞ」
氷川「石崎さん、混乱させてどうするんですかって、すでに酔っ払ってるし」
蘇部「こわいよー」
殊能「蘇部君、危ないから下がって」
北山「秋月君はぼろぼろになってますね」
関田「もはや助けに行ける状況ではないですね」
古泉「アッラー アッラー アッラー」
乾 「どさくさにまぎれて、ニワトリに変な呪文かけるなよ!」
生垣「うーーん、すごい良い絵が撮れてるよ。もっと、みんな動いて!」

そして一人離れたところから傍観する委員長
森 「みなさん相変わらず元気ですね。これならメフィスト学園もまだまだ大丈夫でしょう
  もっとも、森にはあまり関係ありませんけどね(笑)」

658 名前: 名無しのオプ 投稿日: 03/11/03 20:56

佐藤は大混乱の中ただ一人、呆然としていた・・・そんな馬鹿な・・・
真の「佐藤友哉の人生相談」が始まるはずだったのに
それにあわよくば、おだやかになった浦賀先輩とコンビになるのも夢じゃなかったのに
それなのに・・・それなのに・・・
これも何もかも・・・
「ま・い・じょ・う」のせいだ!!
そうだ、あいつを見つけてこの仕返しを・・・

佐藤「ヘベッ」(プチッ)

舞城「おう、始まっとるな」
地べたで座り込んで悩んでいた佐藤を踏みつけて舞城帰還
舞城はさきほど浦賀復活の際に焼いていた肉を料理してもらおうと蘇部のもとへと駆け寄る

佐藤「なんで僕だけがーー」
佐藤の声がむなしく響きわたるのであった(ほたーるのひかーり まーどーのゆきー・・・)


「“透明人間”浦賀とユヤタンの野望編」 だいたいこんなところかな!?

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